佐土原ナス研究会

- 住所
- 宮崎市橘通西1-1-1農林水産課園芸部
- TEL
- 0985-21-1781(FAX:0985-21-1786)
主な出荷先
JA宮崎中央市場
商品作成にまつわる想い・エピソード
佐土原なすとは・・・
・名前の由来
佐土原藩(佐土原町・新富町・西都市及び宮崎市の一部)を中心に栽培が盛んにおこなわれていたため、藩の名前に由来するものと思われる。
・特徴
黒色は本来黒紫色であるが、環境条件に敏感であり、夏季には赤紫色となることがある。
食感は、果肉が柔らかく甘いので舌の上でほぐれるような食感があり、焼ナスのようなシンプルな料理に合う。焼ナスとしての最高の肉質が評価されている。
・需要
県内における終戦までの品種のほとんどは、「佐土原」で、子ナスは一夜漬け、成熟したものは焼ナスや煮付けなどで広く利用されていた。しかし、戦後の見栄え重視の市場の中で、黒紫色の収量性の優れた一代雑種(F1品種)の時代が到来し、昭和55年には生産現場から姿を消すこととなった。
街市出店ブース・出店品目
青果物
ブース名称 | 出店品目 |
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佐土原ナス研究会 | 佐土原ナス |



研究会のあゆみ
・1988年佐土原町の「梶田種苗」の梶田興之助社長(現会長)が買い手のない「佐土原」ナスの種子保管を県総合農業試験場へ託す。
・2000年同試験場の富永寛副場長(当時)が、種をまき多くの不発芽のなか数粒の発芽に成功
・2002年富永氏から栽培を持ちかけられた、外山晴英氏が35株を栽培
・2003年外山氏300株を栽培し、半数を出荷したところ問い合わせが殺到
・2004年600株を栽培し、9店舗へ出荷するとともに、研究会設立の準備。
・2005年会員8名により研究会を設立しPR活動を展開。そのような中、会長の知り合いの方が、30年間自家採取により佐土原ナスを栽培していたことが分かった。本人は、それが佐土原ナスと知っていたわけではなく、美味しいという理由で、親戚3人で長年栽培を続けていたとのこと
・2006年~JA宮崎中央が販売取扱を開始。現在、宮崎の伝統野菜としての認知向上を目指し、PR活動を展開するとともに栽培技術勉強会などを実施している。